だんだんと春らしい天気になってきました。
この時期に簡単に釣れる魚といえば、だんぜん”稚鮎(チアユ)”がおすすめです!
さわやかな季節、家族でワイワイ楽しく釣りにいきませんか?
釣ってよし! 食べてよし!
初心者・子供でも簡単に釣れるのでとてもおすすめです!
慣れると1回で10匹くらい連なって釣れるので子供も大喜びですよ!
興味はあるけど、どうすればよいのかわからないな~?という方に読んでもらえると嬉しいです。
1.稚鮎(チアユ)とは?
稚鮎(チアユ)とは文字通り鮎の稚魚です。通常、鮎は川に住んでいますが、稚魚は海で過ごし 5月中旬くらいになると川へ上がっていきます。私が釣りにいく那珂湊港周辺では年により前後しますが2月~5月上旬のまだ海にいる稚魚を釣る方法です。5~10cm程度の小さい魚ですが、アユの味がちゃんとしますので、から揚げやてんぷら等で食べるととてもおいしいですよ!
写真の小さい魚が稚鮎です。小さいですが、おいしいですよ!
2.準備するもの
私が茨城県那珂湊港に家族で釣りに行く時の持ち物を紹介をしたいと思います。
(仕掛け等は、釣り場によって微妙に違いがあるかもしれませんがご了承ください。一番いいのは釣り場近くの釣具屋さんで聞くと確実だと思います。また、小学校低学年の子供連れを前提として書きました。一緒に行く方に合わせてアレンジしてみて下さいね。)
(1)竿(ロッド)
のべ竿 4~5m ※子供が釣る場合は、3~4mくらいの竿がよいと思います。
リール付きの竿でももちろん釣れますが、私のおススメは、軽いのべ竿です。長いほうが釣れる範囲が広くなるので釣れるチャンスは多くなるのですが、子供には重くて取り回しづらいので短めがよいと思います。また、私は上州屋という釣具屋で購入した”岩清水”という渓流竿の4.5mを使っています。記憶では3~4000円くらいだったと思いますが、値段の割に軽くて使いやすいです。ちなみに短くても釣れないことはないですが、釣れる数に差が出てしまうことが多いと思います。
(2)リール
のべ竿の場合は必要ありません。(取り付けられませんので...)
のべ竿ではなくリール竿を使いたい場合は、なるべく軽いもの(#1500番~#2500)のほうがが腕がつかれず良いと思います。
ラインはナイロン1号以上あれば問題ないと思います。
(3)仕掛け
詳細は図を参照してください。また、海底の岩や岸壁に仕掛けが引っかかって取れなくなることがありますので、数個予備を持っていったほうが楽しく釣りができると思います。 また、糸の結び方は次回以降説明できればと思いますが、ネットで検索しても出てきますので検索してみてください。最初わからない場合には、片結び4回くらいして、しっかり締め込めば稚鮎は、小さい魚なので釣れます。
また、仕掛けは、以下の手順で取り付けていきましょう。
(a)道糸を竿に結ぶ。
(b)道糸の反対側にスナップ付きサルカンを結んでつける。
(c)集魚板をスナップ付きサルカンに取り付ける。
(d)スナップ付きサルカンにトリック仕掛けの竿側のサルカンをつける。
ここではまだ、トリック仕掛けから針を出しません。
(e)トリック仕掛けのオモリ側のサルカンにオモリをつける。
(f)トリック仕掛けの竿側のサルカンからゆっくりひっぱる。
ここで力を入れて引っ張ると糸が切れる可能性があります。
(トリック仕掛けの糸はかなり細いので注意してください。)
うまくでないときはトリック仕掛けをビニールから出して1つずつ針を台紙
から外していきましょう。
①道糸
道糸とは竿と仕掛け部分の間にある糸(ライン)です。
ナイロンライン2号以上あれば十分です。
竿とはチチワ結びで結びます。
チチワ結びはこちらをご参考にしてください。
結び方が分からない方は、経験上、片結びを4回くらいしても何とかなることが多いです。
ただし結束力が弱いのでお勧めしません。
特に締め込むときに摩擦熱が発生すると糸が弱くなるので、水で濡らしてゆっくり締めましょう。
②スナップ付きサルカン
道糸の先につけて仕掛けを連結する金具です。
スナップ上になっていて簡単に仕掛け部分が切り離しできるようになっています。
いろいろな種類がありますが、稚鮎の場合は、仕掛けが軽いので小さいもの十分です。
また、道糸とサルカンの結び方は色々ありますが、私はクリンチノットで結んでいます。
クリンチノットは以下のリンク先を参考にしてください。
クリンチノットとチチワ結びを覚えるだけでかなりの釣りに対応できますよ!
簡単ですので是非チャレンジしてみてください。
③集魚板
魚を寄せるためのキラキラした板です。
つけなくても釣れますが、付けたほうが魚がよってくる確率があがるような気がします。
釣り場に行くとつけている人が多いので、用意したほうが良いと個人的には思います。
上記サルカンのスナップ部分にトリック仕掛けと共に取付けます。
④パニック仕掛け
市販のハイパーパニックやパニック仕掛けというものを使います。
ハリの大きさは1.5~2.5号が良いと思います。
この数値は針の大きさでパッケージの左側の大きな数値を見て購入しましょう。
針に飾りがついていて、これを餌と間違って食いついてきます。
針が多いと魚を外すとき等に絡まりやすいので、最初は、7本程度の針数の少ないものを使ってみて慣れてきたら10本、14本と針数を多くするとよいと思います。
たまに4号程のサビキ仕掛けを使っている方を見るのですが、稚鮎は口が小さいので4号のハリではなかなか食いつけません。
(夏場のアジやサバ等には4号くらいがよいと思います。)
ハイパーパニックの裏側に「ここから取り出す」や「竿側」と書いている部分にサルカンがありますので、道糸につけたスナップ付きサルカンのスナップを開き取付けます。
(スナップ部分は必ず閉めましょう!早く釣りたいがためにあせって閉め忘れて仕掛けが海の中に消えていった ことがあります(泣))
③オモリ
オモリは、なす型オモリ2号~5号が良いと思います。
ハイパーパニックに付属のスナップ付サルカンがついていますので、スナップを開いてつけましょう。
(4)エサ
基本的に必要ありません。コマセという小さなエビのようなものを撒くと魚は寄ってくるのですが、稚鮎は内臓を取らずに食べますので撒かないほうがニオイがつかず良いと思います。
ただし、子供と一緒に行っているときは釣れないとすぐに飽きてしまうので、釣りの楽しさを味わってもらうために撒くのは致し方ないと個人的には良いよいと思っています。
(ただし、周りの釣り人が嫌がる場合も多いので撒く前に一言断りましょう。)
(5)水汲みバケツ
釣具屋にバケツに長いロープがついているものが売っています。
これで海水を汲んで中に釣った魚をいれておくとしばらく泳いでいますので、鮮度が落ちないのでいいと思います。
釣りの出来ない小さい子供もバケツを見ているだけで楽しめますよ!
(6)ハサミ
釣りの必需品です。糸等を切るときに必要です。100均でもステンレス製のものが売っています。
ステンレス製が海水に濡れても錆にくいのでおススメです。
(7)魚つかみ
海釣りでは毒をもつ魚が釣れることがあります。
稚鮎釣りの時期はあまり多くないと思いますが、直接触ると危険なので持参しましょう。
毒のある魚は以下のリンクに代表的な魚が載っています。
必ず事前に確認しておきましょう。また、釣ってわからない場合は、近くの釣り人に
聞くのも有効ですよ!
堤防で釣れちゃう毒魚10種と危険な生き物たち!知っていれば怖くない!|TSURI HACK[釣りハック]
魚つかみは色々な種類がありますが、最初は安いもので良いと思います。
(8)帽子
日差しよけの効果もありますし、他人の仕掛けについている針が間違って頭部に引っかかり怪我をすることも防止できます。必ず着用しましょう。
(9)ライフジャケット
堤防で釣るのですが、万が一のためにライフジャケットは着用したほうがいいと
思います。 特に子供は風にあおられたり、注意が散漫な場合もありますので、
万が一、海に落ちる場合も備えておきましょう。
堤防といえども水深は数mあり、足がつかない場合が多いです。
ライフジャケットは色々ありますが、子供用はジャケット型で股の下まで紐があるタイプがおすすめです。
落水したときにすっぽ抜けないので安心です。
また、ライフジャケットによって浮力が決まっています。
体格にあったものを選びましょう。
大人用のライフジャケットは子供用よりも色々な種類があります。
自分の体格とファッションセンスにあったものを選びましょう。
特に船釣りもされるという方には国土交通省型式承認(桜マーク)のあるものを購入されるのをおススメします。
(10)クーラーボックス
魚を持ち帰るときに必要です。バケツで弱ったり死んでしまった魚は、順次クーラーボックスに入れましょう!
稚鮎は小さいのであまり大きなものでなくても構いません。
(11)保冷剤・氷
魚の鮮度を保つためにクーラーボックスに入れておきましょう!
私は空になったペットボトルに水道水を入れて、凍らせたものを持っていきます。
(12)ビニール袋
魚を直接、氷や保冷剤に触れさせてしまうと味が落ちてしまいます。
ビニール袋に入れてからクーラーボックスに入れましょう!
ビニール袋はコンビニやスーパーでもらえるもので十分です。
(13)手洗い用の水
魚をつかんだりすると手や釣り道具が汚れますので、手洗いや釣り道具を釣り場で洗えるように水を持っていくといいですよ!
私は2リットルのペットボトルに水道水を入れて持っていきます。
4人家族だと2本くらいあると十分足りると思います。
近くに水道があれば不要ですが、無い場合は持っていくと車のハンドルもニオイがつなかいので重宝しますよ!
(14)ウェットティッシュ
これも手洗い用の水と一緒です。あると何かと便利ですよ。
(15)イス、テーブル
立ちっぱなしで長時間釣りをしていると意外に疲れます。
イスがあると体の負担がだいぶ軽いのでいいですよ!
またテーブルがあると昼食なども快適です。
ただ、車から釣り場まで距離がある場合は、運ぶのが大変な場合もあるので状況に応じて判断してください。
(16)飲み物・食べ物
脱水症状は絶対に避けなければなりません。自販機がない釣り場も多いので釣り場につく前にコンビニなどで必ず準備しましょう。
そして重いですが、必ず釣り場にもっていきましょう!
長時間釣る場合は、おにぎりやパン等の食べ物も持っていくと、お腹がすいたときでも釣りを続けることができます。
(17)日焼け止め
春といえども日差しが強い場合も多いので、心配な方は用意しましょう。
(18)遊び道具(小さい子供がいらっしゃる場合)
魚が釣れない時間帯もあります。そんな時はトランプなどのカードゲームや縄跳び等の遊び道具があるだけで子供も楽しく時間を過ごせる場合が多いです。
ただし、ボール遊び等の遊具を使った遊び、走りまわる遊びは海への転落をまねいたり、隣の釣り人に迷惑をかけてしまったりとトラブルが多いのでお勧めしません。
それと遊ぶときは、釣り人の周辺では遊ばせないでください。
釣りの邪魔になるだけでなく、仕掛けについている針が体に引っかかったりすると大怪我をする可能性もあります。
以上、私がいつも持参するものを書きましたが、釣りは自由です。
自分にあったスタイルで持ち物は準備しましょう!
最後までお読みくださりありがとうございました。
<Amazon>
OWNER(オーナー) ショートハイパーパニック7 R-3471 2.0-0.4
<楽天市場>
【オーナーばり OWNER】ハイパーパニック 2-0.2 R-518